肩こり・首こり解消法>肩こり・首こりに利く漢方薬ってどんなものがあるの？

漢方薬って！ちょっと覗いて見ましょう、その種類と薬効はこれ！
中国医学では、使用される自然植物から抽出した生薬と呼ばれる
ものを“漢方薬”として処方するわけですね。
西洋医学で処方される薬剤の特徴は、“劇的に利く”、でもその
反面、“副作用”もあります。
でも、漢方薬はそれとは違い、緩やかに、穏やかに体に優しく利
いてくる、これが漢方薬の特徴です。
しかし、妊娠中や妊娠の可能性のある人、さらに持病のある人は
服用や使用される場合は、必ず、漢方薬に通じている医師や薬剤
師などにご相談のうえ、服用や使用をするようにしてください。

医師でも漢方薬を使用しない医師や知識のない医師ももちろん、
いますので必ず、通院されている医療機関がございましたらお問
い合わせしてみてください。
そこで、いくつか漢方薬の種類とその特徴を挙げてみます。　
肩こり、首こりなどに良いとされる漢方薬
○葛根湯（かっこんとう）
感冒、風邪、熱性疾患の初期症状やそれらに伴う肩こりや頭痛な
どに用いられ、副作用が少ない。
○桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）
体格がしかっりしていて、多くは赤ら顔、腹部はだいたい充実、
下腹部に抵抗のある人に良い。子宮やその付属器の炎症、腹膜炎
、頭痛、めまい、のぼせ、肩こりなどにも用いる。

○防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）
腹部に皮下脂肪が多く便秘がちな人に用いる。高血圧の随伴症状
（動悸、肩こり、のぼせ）などに効果がある。
○加味逍遙散（かみしょうようさん）
虚弱体質な婦人で、肩こりがひどく、疲れやすい、精神的な不安
を抱えている場合や便秘がちな人にも用いる。更年期障害や不眠
にも用いる。
○釣藤散（ちょうとうさん）
体力中程度若しくはやや低下した中年以降の人で、慢性の頭痛、
肩こり、めまいなどを訴える場合に用いる。
主に高血圧とこれに伴う諸症状に効果があり、長期に服用すると
血圧の安定に効果がある。